ちから仕事

高校の頃から、体力が有り余っていたので少し長めの休みの時や、お金が必要な時は、朝の早くに友人と西成のアイリン地区に行っていた。

あの頃は、阪神淡路大震災が起こった後であった為に、土木業は休みなく多くの作業があった。今よりも日給は良くて、あたりの現場に良ければ1日で12000円は頂けたものであった。それが、今では日当で手数料などを引かれて9000円もあればいいところである。時間が過ぎるのは早くてもいいが、労働条件が厳しくなり日当が減るのは困ったことだ。

今も、土木業をしているのかと言うと、そうでは無い。40歳を目前にして就職できたのである。土木業をしていると、夜は早く寝て朝は早く起きることが習慣づいてくる。体に良いことだ。 夜勤がなければ18時までには作業は終わっている。

ある日の仕事帰りにクーポン付きのフリーペーパーと、求人のフリーペーパーを間違えて取ったところで私の転職人生が決定した。今の土木業が嫌なわけではなかった。転職をしようとか、違う仕事を考えて求人誌を読むということも無かった。ただたまたま間違えて取ったのが求人誌だっただけだ。

就職ができたのは、警備会社である。体力等には自信はあったが、最近何らかの達成感が欲しいと思っていたところでもあった。

偶然に見つけた会社だったが何かの縁があったのではないかと、楽観的に考えて応募したら、私の履歴書を見て「あなたみたいな人を待っていましたと」直ぐに採用が決まった。

体力には自信は元々あったのだが、求人誌に新しい扉を開いてもらった感があったので、感謝するとともに、若い時の体を鍛えてくれた土木業に感謝した。

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